気が狂うほど愛し抜け

おたくらいふ

アイドルに盲目であり続けることの難しさ

私は常々アイドルに盲目であり続けたいと思っている。

さまざまな意見が飛び交う中で1番大切にされるべき思いは好きという気持ちで、その気持ちだけは揺るがないものだと思う。

 

そして、アイドルに対しては好き、愛おしい、かっこいい、かわいい…などなど、アイドルとしてキラキラした部分だけを見ていたくて、それだけ見られれば十分で、むしろそれ以外には興味がない。

だから、見なくてよかった。というより、見たくない。

どんな変な噂話流されようと、見ない。

アンチの意見ももちろん見ない。

それは、大好きなアイドルを傷つける人が許せないからだった。

でも、今思うと、私が傷つきたくないだけなのだと思う。

そういうツイートとか記事とかを見てしまうとその日1日すごく落ち込む。

私は自分からは絶対に調べないし、今では好きなアイドルの名前で検索をかけることもないので、信用してフォローしている方のツイートだけを見ることになっているから、基本的に見ることはないけれど。

たまに、見てしまうとやっぱり傷つく。

でも、基本的には目にすることはないから、週刊誌の記事を目にすることは一切ない。

アンチのツイートを見ることもない。

すごく心地がいいものとなっていた。

そして、そこには、みんな同じ"好き"という気持ちが詰まっていた。

こんなに○○で可愛い、かっこいい、素敵だ、大好き。

なにがあってもこの言葉がたくさん並んでいる。とても幸せ。

そして、そのおかげで私はいつだって盲目でいられた。

私は私の中で作り上げた好きなアイドル像を思い浮かべて、そのアイドルを精一杯愛している。応援している。

噂で聞いたけど本当は××らしいよ。

なんて言葉、私にはいらなかった。

アイドルの裏の顔なんていらないのだ。表の顔だけ知っていればそれだけでいい。

私にとってそれがアイドルだから。

 

私に向かって私の好きなアイドルの悪口を直接言ってくる人もいた。

今でもいる。ハタチ超えて、そんなことしてくる人今でもいるんだってびっくりしてしまうし。

そんな日もとても落ち込む。なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ、とおもうから。

そして、私がアイドルに対して好きだと思っている部分が嫌いだと言ってくる人もいる。

すごく傷つく。。。。笑

 

そしてつくづく、好きと嫌いは表裏一体なのだなと感じさせられる。

何年か前に、確かJTのCMで「あなたの好きは誰かの嫌いかもしれない」というものがあったのを強く覚えている。

タバコのCMなのであなたの好きは、となっていたが、感情の部分において、あなたの嫌いは誰かの好きであること、を頭に置いておくべきだと、強く思う。

いつでも好きが優先されるべきだと、私は思うからだ。

 

 

 

 

 

 

 

私は好きでい続けるために盲目であり続けようとした。プライベートなんて私には一切関係なかった。

もちろん、夜ご飯食べてるかな、とかなに食べたかな、とか。家でなにしてるのが楽しいかな、とか、同じ事務所だと誰が仲良いかなは気にはなる。

でも、交友関係も詳しく知らなくていい。

私はあくまでアイドルである彼が好きで、プライベートの彼には興味がないのだ。

(だから週刊誌とかも見たくないのかな)

関係がないのだ。私には。

でもそれがお仕事に関わってくるなら別だ。

お仕事、つまりアイドルは私に関わってしまうからだ。

それが今起きてしまった。

しかも自担で。

本当におバカ!!!って思うし、でも気持ちの8割くらいは考えたくないな…誰の意見も目にしたくない、耳にしたくないな。

という感情。

ずっとずっと、くぐり抜けてきたと思う。

いつも標的だったし、いろんなことが記事になってしまう人で、でもそれは悪いことではなかったし、今回ももしかしたら、人によっては悪くないんじゃないか、ともなりうるかも、しれない。

でも、正しくはないかな。

これまでくぐり抜けられたことが、今回はこの状況下でくぐり抜けられなかった。

ま〜たコロナが憎いな。。。。

とはいえ、決して許されるものではないと思うし、なんでこんなことしちゃうのっ!と思わざるを得ない。

 

ただ私の感情が変わることはなかった。

好きなのだ。好きという気持ちに変わりはなかった。

もう13年?14年?くらい好きになるんですって。私。

そりゃ簡単に気持ちは変わらないよね。

それで思ったことがあって、ドラマの「初めて恋をした日に読む話」の主人公のはるみ先生を好きないとこ、まさしが、はるみ先生のことを好きな高校生、ゆりゆりに「いいよな、嫌いになれて」とつぶやくシーンがある。

今なら、まさしの気持ちがよくわかる。

私はずっと好きでいることは嫌なところも好きになること、だった。嫌いになりそうなことがあるのならそれを見ないことで好きを保ち続けていた。

それをすると、どうなるか。

もう私に好きではなくなる、という選択肢はなくなっていた。

もう、好きでい続ける、好きじゃなくなるなんてありえなかった。

もちろん、この一件で私が手越くんを嫌いになることはないし、担降りすることもない。

それ以上に彼を見てきたからだと思う。

 

ただ、私は勘違いをしていた。

アイドルに盲目でい続けることは、欠点を否定して、そんなことない、と言うこと。思うこと。そんなところは目にしない、ということ。だと思っていた。

 

少し改めようと思う。

もちろん、これからも週刊誌は見ないし、アンチなんて絶対に見ないことに変わりはない。ネットの世界なんだから、直感で嫌だなと思ったら関わらない。これに変わりはない。

 

でも、盲目であり続けるために、欠点は欠点として認め、受け入れることも大事なのではないかと、改めようと思う。もちろん、いわゆる、貶しとは違う。いっさい違う。

 

盲目でいることは必ずしも全てを肯定するわけではなく、間違っていることはきちんと指摘をして、そこをともにどう乗り越えていくかを考えることだ、と信じて。

そして、私が一切見たくない、週刊誌に載ることがなくなることを祈り。

 

全ての人が私のファンとしてのスタンスを正しいとは思わずとも。

 

少なくとも私は、これからも、アイドルに盲目なファンであり続けたい。